※あくまで勉強会の報告書ですので,間違った解釈が含まれる可能性があります.また,形式は統一していないことをご承知おきください.内容に関するコメントなどは是非事務局までお願いいたします.
また、本報告書は基本的に「野田泰一・西川輝昭(編集:2005)国際動物命名規約第4版(日本語版)」と「大久保 憲秀 (2006) 『動物学名の仕組み 国際動物命名規約第4版の読み方』」を参照しています。その他の引用文献はページ末に付してあります.
2014年6月15-16日
第6回命名規約輪読会
照屋清之介
*1
「雑種由来」とは、雑種の子孫という意味らしい。
*2
「雑種標本そのもの」の場合は、対象外(条1.3.3)
*3
「雑種由来」(条17.2)
「雑種起源」(用語集)というのは訳の揺れ "origin"
*4
後綴りは「こうつづり」と読む。
*5
単なるスペルミスは、不正な後綴り。後綴りで修正された学名については、もとの学名の公表が引き継がれる。
*6
2005 年に発行された日本語版追補では修正されている。
*7
不当 unjustified と、不正 uncorrected の違いは?
*8
不当な修正名はふつう異名となる。
*9
不正なラテン語化は、著者の意図しない誤りとはみなされないので、不正な原綴りとしない。
*10
複数綴りの場合と、誤った原綴り(明白なミススペル等)を分けて整理・図示した方がわかりやすい。
*11
「第一校訂者」
この場合、正しくは、複数の綴りを引用した上で1つを選定した最初の著者(24.2.1)。
*12
部分的に適格な場合、「適格名」といって良いのか?
p. 108 の図を参照、適格名の中の「客観的無効名」の中の「“部分”抑制名」という分類になる。
*13
原図の出典は『動物学名の仕組み』p.124
*14
提唱と設立
「提唱.proposal;成功と否とを問わず,名義タクソンや学名を設立しあるいは命名法的行為を実行するための行動」
*15
「×:不正に修正」→「○:不当に修正」